リレー碁規則
リレー碁は観賞性のある多人数リレーによる囲碁競技である。
本規則で定められていない事柄で、≪中国囲碁競技規則(2002年版)≫に規定される内容がある場合には、これに従うこととする。
一、 リレー方法
各試合は三段階に分かれる。序盤段階:第1手から第60手まで;中盤段階:第61手から141手
まで;終盤段階:第142手から終局まで。
試合に参加する両チームは、それぞれの段階に異なる選手を出場させる必要がある。
二、 選手交代
1、制度性選手交代。一試合中、双方のチームは選手交代を2回行う必要がある。即ち、序盤段階
の終了時と中盤段階の終了時に違う選手に交代しなければならない。
2、技術性選手交代。一試合中双方は技術性交代の権利が3回ある。
3、交代し退いた選手は再度出場してはならない。
4、技術性交代を行う場合の順序:コーチは審判に申し出、審判は“交代要求”を発表―-選手交代
を行う。
5、試合中、選手本人がコーチに技術性交代を申出できる。
6、随時技術性交代要求は試合中随時行うことができる。
7、技術性交代する場合、試合中選手が退き、そのあとに交代選手が出場する。この間時計は動い
たままとする。
三、 作戦タイム
1、各試合で双方のチームは一時中止のタイムを取る権利を3回与えられる。一回の作戦タイムは
最長3分間とし、タイムを取る側の時計は動いたままとする。その際、相手側も自分のチーム
席に戻ることができる。
タイムを取る側は3分間を待たず、早めに終わらせることができる。タイムが終わり次第、双
方の選手は直ちに試合席に戻り、試合を継続しなくてはならない。
2、作戦タイムを取りたいとき、コーチは審判に申し出、審判は“タイム要求”を発表してから、作
戦タイムが始まる。審判はコーチの申出を受け次第、直ちに“タイム要求”を発表しなくてはな
らない。
3、試合中に選手本人からコーチに作戦タイムを取ることを申出ることができる。
4、試合中、双方のチームは随時作戦タイムを取ることを申し出ることができる。
5、作戦タイムのとき、コーチと検討チームは選手を盤外指導することができる。
四、 持ち時間
持ち時間は各40分と、それに加え、加秒制(1手を打つごとに10秒加算)を採用し、時間切
れは負けとなる。
序盤段階と中盤段階に移る際と中盤段階から終盤段階に移る際に、各々5分の休憩時間が与え
られる。この間時計は停止される。